周囲の支え

親として何ができるか

デートDVは高校生や大学生などの若年層でも発生しています。親御さんとしては心配です。もし親として子供がデートDVを受けているとわかった場合、子供に対してどのように接したらいいかは非常に難しい問題です。

なぜなら、思春期の子供はあまり自分のプライベートの事を親に話したがらない傾向があります。ましてや恋愛のことになると、なおさら親には話したくないというお子さんが大多数じゃないでしょうか。

ましてや子供がデートDVを受けていたとしても、まだその恋人と別れたくないと思っていれば、親に話さば、無理やりにでも引き離されるのではないかと思うと、なおさら親に話すことを躊躇するのではないでしょうか。

親してはまず、子供の変化に気づいてあげることが大事だと思います。そしてDVに対する正しい知識を持ち、決して頭ごなしに子供の行動を批判したりしないことが大事です。また、必要であれば親が子にかわって相談に行くべき時もあるでしょう。

友人として何ができるか

恋愛のことに関して一番相談しやすい相手はなんといっても仲のいい友人が真っ先にあがります。ましてや思春期の子供たちにとっては、なおさら顕著になるのではないでしょうか。

友人として、友達の悩みにしっかりと耳を傾けてあげるのが重要ですが、その前提としてDV(ドメスティックバイオレンス)やデートDVについての正しい知識や情報を持つ必要があると思います。

デートDVに対して正しい知識や情報を持った上で、親身になって聞いてあげる。決して頭ごなしに批判したり、責めたりせずに聞いてあげる事が大事ではないでしょうか。

また、必要であれば大人に相談することを友人に勧めることも考えてみましょう。周囲の方や、社会的にデートDVに対して理解をしてあげることで多くの被害者が助かると思いますので、ぜひ正しい知識や情報を得ていただきたいと思います。